Insights from the field

その仮説、本当に合っていますか。

まだ、社内にない 仮説があるかも しれません。

企業は、すでに持っている仮説の中から答えを選びがちです。 けれど、生活者の言葉や表情、行動に触れると、 これまで社内になかった見方が生まれることがあります。

ここでは、生活者との対話から、商品・サービス・企業の見方が動き始めた現場をご紹介します。

企業担当者と生活者が丸テーブルを囲み、対等な雰囲気の中で対話している共創セッションの様子

A new point of view

今ある仮説から、答えを選ぶ。

生活者との対話から

まだなかった仮説を、
対話から見つける。

生活者との対話では、企業側が想定していなかった使い方や背景、 暮らしの手がかりが見えてくることがあります。 そこから、新しい仮説が生まれます。

Field stories

何気ない反応から、見方が変わる。

CASE 01

便利そう。
でも、暮らしの中での出番が見えませんでした。

企業は、商品の便利さをもっと伝えようとしていました。 けれど生活者に使う場面を尋ねると、少し言葉が止まりました。

「使わないときは、どこに置けばいいんでしょう。」

商品に足りなかったのは機能ではなく、暮らしの中での居場所でした。

CASE 02

「高いですね。」
まだ、自分の暮らしとつながっていませんでした。

企業は価格の問題だと考えていました。 けれど対話を重ねると、生活者は使う意味をまだ見つけられていないことが分かりました。

「朝のこの時間なら使いそう」
「思っていたより出番があるかもしれない」

「高い」は、価格の評価ではなく、価値がまだ自分ごとになっていないサインでした。

一人の反応が、別の人の記憶を呼び起こす。
そこから、企業側にはなかった仮説が広がっていきます。

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対話が変えるのは、商品だけではありません。

CASE 04

誰も間違っていなかった。
ただ、生活者の視点が入っていなかった。

部署ごとに見ているものが違い、それぞれ正しいのに、議論は前へ進みませんでした。 開発は機能を、営業は売りやすさを、広報は伝え方を見ていました。

生活者は、どこに価値を感じているのか。
選ばれない理由は、商品ではなく利用場面にあるのではないか。

生活者の反応を共通の材料にしたことで、社内に共通の問いが生まれました。

意見を揃えたのではなく、見る場所を揃えました。

CASE 05

「実は、こんな使い方もできるんです。」
その一言で、場の空気が変わりました。

企業側では、あまり重要ではない機能として扱われていました。 けれど、その話が出た瞬間、笑いや驚きが起き、参加者が自分の暮らしに置き換えて話し始めました。

「それなら、うちではこう使えそう」
「その使い方のほうが分かりやすいかもしれない」

企業が補足だと思っていたことが、生活者には選ぶ理由でした。

何気ない雑談の中に、まだ見つかっていない価値がありました。

CASE 06

答えは出ませんでした。
でも、問いが変わりました。

企業側は、複数案のどれがよいか、この企画が受け入れられるかを確かめようとしていました。 ところが生活者は、企業とは違う基準で話し始め、用意した選択肢以外の可能性を示しました。

どちらを選ぶかではなく、企画の出発点から確かめ直す必要がありました。 次に何を検証するべきかが明確になり、場合によっては、企画をいったん止める判断につながることもあります。

前へ進むことだけが、成果ではありません。
立ち止まる理由が見つかることもあります。

新しい答えではなく、新しい問いが見つかりました。

商品 何を改善するかが変わった
伝え方 何を価値として届けるかが変わった
社内の会話 どんな問いを共有するかが変わった
生活者との関係 意見を聞く相手から、一緒に考える相手へ

What changed

変わったのは、商品だけではありませんでした。

何を価値として届けるのか。社内で、どんな問いを共有するのか。 そして、生活者を「意見を聞く相手」ではなく、一緒に考える相手として見ること。 対話から生まれた気づきは、商品だけでなく、企業の見方や関係にも変化をもたらします。

私たちは、生活者の言葉を答えとして扱うのではなく、新しい問いの入口として受け止めます。
まだ言葉になっていない価値が、きっとあります。

まだ見えていない仮説を、一緒に探してみませんか。

商品・サービス開発の途中でも、企画の前段階でも構いません。 生活者との対話から、次に確かめるべきことを一緒に見つけます。

※掲載内容は、企業・商品・個人が特定されないよう、一部の情報を整理・再構成しています。