バンドル販売は「まとめて安くする施策」と思われがちですが、成果が出る本質はそこではありません。
鍵は、生活者の文脈(使う場面)に沿って“セットの意味”を成立させること。
その設計を強くするのが、価値共創(対話で理由を掘り、磨く)という考え方です。
🧩 3行で結論(忙しい方向け)
- 強いバンドルは「お得」より“助かる理由”で選ばれる
- その理由は、机上の発想ではなく現場の対話から見つかる
- 共創で「組み合わせ・言葉・体験」を磨くと、値引き依存から抜け出せる
なぜバンドルは“値引き競争”になりやすいのか
⚠️ ありがちな落とし穴
- セットに必然性がない(売り手都合で足しただけ)
- 「まとめる理由」が説明できず、値引きでしか魅力が出ない
- 結果:利益率が落ち、継続できない
✅ 方向転換のポイント
- “お得”より“助かる”(時短・失敗回避・安心)を作る
- 生活者の使う場面でセットを成立させる
- その根拠(理由)を対話で発掘する
勝てるバンドルの条件=「セットの意味」が通る
生活者は、セットを買うときに“価格”だけで判断していません。
実際は、こんな基準で「それなら買う」を決めています。
| 意味が通る条件 | 生活者の心の中 | 設計のヒント |
|---|---|---|
| 場面一致 その時に必要 | 「このシーンで一式そろうなら助かる」 | 購入前後の行動を“場面”で分解する |
| 不安解消 失敗しない | 「これなら迷わない・ミスらない」 | つまずきポイント(迷い/不安)を拾う |
| 時短 手間が減る | 「選ぶ時間が減るのが嬉しい」 | “選択コスト”を下げるセットにする |
| 納得価格 価値の理由がある | 「値引きじゃなくても、理由がある」 | セットの目的を1行で言えるようにする |
そして意味は、生活者の文脈を知らないと作れません。だから共創が効きます。
バンドルの型:価格型/非価格型(価値型)
バンドルは大きく2種類に分けると、施策の迷子になりません。
💸 価格型バンドル(値引き寄り)
- 分かりやすいが、値引き依存になりやすい
- 利益率やブランドが崩れやすい
- 短期の在庫消化など“目的限定”で使う
✨ 価値型バンドル(意味・体験寄り)
- 「助かる」「安心」「時短」など理由で選ばれる
- 値引きなしでも成立しやすい
- 共創で“場面”を掘るほど、精度が上がる
価値共創で作る:バンドル設計プロセス6ステップ
ここがこのページの本題です。ポイントは「1回で完璧」を目指さないこと。
小さく作って、対話で磨くのが共創流です。
1“狙う場面”を1つ決める
「いつ・どこで・誰が・何に困る?」を具体化。ここが曖昧だと、セットの意味が作れません。
2現場の声から“つまずき”を拾う
購入前の迷い/使い始めの失敗/続かない理由など、行動の摩擦を集めます。
3「助かる理由」を1行にする
例:“迷わず一式が揃い、失敗しない”など。値引き以外の芯を言語化します。
4組み合わせ案を3パターン出す
中身は「機能の足し算」より、場面の流れに沿って“必要な順”で並べます。
5共創で“言葉と不安”を磨く
「その説明で伝わる?」「不安は残らない?」を対話で調整。ここで選ばれ方が変わります。
6小さくテスト→改善
売り場/ECの1枠など小さく検証。反応を見て、セット内容や訴求をアップデートします。
「伝え方」が9割:ネーミング・訴求の磨き方
価値型バンドルは、中身が良くても“理由”が伝わらないと選ばれません。
そこで効くのが、共創で得られた“生活者の言葉”です。
🧠 訴求の型(おすすめ)
- 誰の:こんな人の
- 場面:このシーンで
- 助かる理由:こうなるから嬉しい
例)「初めてでも迷わない。○○のための“失敗しない一式セット”】【時短】【安心】など
🚫 避けたい伝え方
- 「人気商品を詰め合わせ」だけ(理由が弱い)
- 「とにかくお得」だけ(値引き競争になりやすい)
- 用途が広すぎて、場面が浮かばない(刺さらない)
失敗回避チェックリスト(公開前に確認)
✅ バンドル設計チェック
- 「このセットが助かる場面」を1つ言える
- 値引きなしでも「買う理由」が説明できる(助かる理由が1行)
- 中身は“足し算”ではなく、場面の流れに沿っている
- 生活者が感じる不安(失敗・相性・量・使い方)に答えている
- ネーミング/見出しに場面・理由が入っている
- 小さくテストして、改善できる運用になっている
その言語化を最短で起こすのが、共創(対話)です。
バンドル設計を「値引き」から「意味づくり」へ変えたい方へ
生活者との対話で“セットの意味”を作る設計をご一緒できます。
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