共創は「いい話をする会」ではなく、情報→発想→判断→試すを前に進めるプロセスです。ここでは現場で迷わないように、7ステップ手順に落とします。
まずは素材(観察・対話)→発散→判断→試すの順を守ると、共創が“仕事”になります。
7ステップ全体像
目的・成功条件・スコープをそろえる
最初の5分で「同じ山を登る」状態を作る
問い:「今日のゴールは何?」「何ができたら“十分”?」
関係者・役割・決め方(合意)を決める
“後でひっくり返る”を防ぐ段取り
問い:「誰が最終決定?」「今日は何を決めて帰る?」
心理的安全性を“設計”する
安心して言える空気が、素材の質を決める
問い:「今日は“正解探し”ではなく“理解”が目的でOK?」
素材を集める:観察→対話→傾聴
言葉より行動。行動の奥に理由がある
問い:「いつ・どこで・誰と?」「実際は何で済ませてる?」
発散:量を出す(タイムボックス)
“早く良い案”より“たくさん出してから良い案”
問い:「この困りごとを“楽にする”方法を30個出すなら?」
収束:判断基準で選ぶ(論点を固定)
好き嫌いではなく“基準”で決める
問い:「この案は“誰のどんな場面”で価値が出る?」「検証できる仮説になってる?」
試す:プロトタイプ→テスト→ふりかえり→記録
“決めたら終わり”ではなく、学びを回す
問い:「次回までに何を作る?」「何を確かめる?」「学びは一言で?」
迷ったら、①目的/⑥判断基準/⑦次の一手に戻ると、会が締まります。
すぐ使えるミニ台本(質問例)
ステップ1〜2(整える)
- 今日の目的を一文で言うと?
- “十分な成果”はどこまで?(例:仮説3本、プロト1案)
- 今日決めること(論点)は何?決裁者は誰?
ステップ3〜4(素材を集める)
- その場面は「いつ・どこで・誰と」起きる?
- 困りごとは「不便・手間・不安」のどれ?具体例は?
- 本当は何で済ませている?(代替行動)
- それって、どんな“もやもや”や感情がある?
ステップ5〜7(案を決めて試す)
- 評価は後で。まず10分で量を出そう(
タイムボックス) - 選ぶ基準を3つに絞ろう(
判断基準) - 次回までに“何を作って、何を確かめる?”(
プロト→テスト) - 学びは一言で。次の一手は?(
ふりかえり→記録)
✅ 30秒チェック:会の質を上げる
- 目的・成功条件・スコープが言語化されている
- 決裁者/相談者/実行者が分かれている
- 心理的安全性のルールが最初に共有された
- 観察・具体例が“先”で、意見が“後”になっている
- 発散はタイムボックスで“量”を出し切った
- 判断基準が明文化され、好き嫌いで決めていない
- 次回までの成果物(プロト)が決まっている
- テストで確かめたいことが1〜3個に絞れている
- ふりかえりが“一言の学び”で記録されている
- 次の一手(担当・期限)が決まっている
※チェックが半分以下なら、ステップ①②(整える)からやり直すと立て直せます。