定義
CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)とは、 企業が利益を追求するだけでなく、社会や環境、取引先、従業員、地域などのステークホルダーに配慮し、 望ましい影響を増やし、望ましくない影響を減らす責任を果たすという考え方です。
なぜ重要?(マーケティングとの関係)
- 信頼の基盤: 選ばれ続けるための“信用”は、日々の姿勢で積み上がる。
- リスク低減: 不正・炎上・事故・人権問題などがブランドに直撃する時代。
- 採用・定着: 働く人も企業姿勢を見ており、人材確保にも影響する。
- 取引条件: 調達・取引でCSRやコンプライアンスが求められる場面が増えている。
CSRの代表領域(例)
- 安全・品質: 製品安全、表示の正確さ、事故対応、再発防止
- 労働: 長時間労働の是正、ハラスメント対策、適正な雇用
- 環境: 省エネ、廃棄物削減、原材料調達、脱炭素への取り組み
- 公正: 公正取引、下請け・取引先への配慮、情報保護
- 地域: 地域貢献、災害時の支援、地元との共存
中小企業が無理なく始める方法
- まずは足元: 安全・品質・表示・問い合わせ対応を整える(信頼の最優先)。
- できていることの言語化: 当たり前にやっている配慮を「見える化」して伝える。
- やりすぎない: 立派な報告書よりも、継続できる小さな改善を積み上げる。
- 関係者と一緒に: 従業員・取引先・顧客の声を取り入れ、現実的に改善する。
注意点(よくある落とし穴)
- “やってる感”だけになる: 実態より発信が先行すると不信感を招く。
- 本業と分断する: CSRが別部署の仕事になり、現場の改善につながらない。
- 言いっぱなし: 目標だけ掲げて、進捗や結果が見えない。
FAQ
- Q. CSRとSDGsは同じですか?
- A. 同じではありません。CSRは企業の責任と行動の考え方、SDGsは社会目標の枠組みです。CSRの取り組みをSDGsに紐づけて整理することはよくあります。
- Q. CSRは大企業の話では?
- A. いいえ。中小企業でも「安全・品質・公正・労働」などは日々の経営そのものです。無理に大きくせず、継続できる範囲で改善を積み上げるのが現実的です。
- Q. 何から着手すれば良い?
- A. まずは「お客様に不安を与えない」領域(安全・表示・問い合わせ対応)を点検し、次に労働・環境など“継続改善”に着手する順が取り組みやすいです。
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