ブランドエクイティ(Brand Equity)

定義

ブランドエクイティとは、ブランドが長期的に蓄積してきた無形資産的な価値のことです。
認知度、イメージ、信頼感、愛着、品質知覚、ロイヤルティなどの要素が組み合わさり、顧客が「このブランドを選びたい」と思う力につながります。

ポイント: 売上の数字だけでは測れない「顧客の心に根付いた資産」がブランドエクイティ。

実務での活用例

  • 価格競争を避け、ブランドの信頼によってプレミアム価格を設定できる。
  • 新商品を出す際、既存ブランドの名前を冠することでスムーズに受け入れられる。
  • 消費者が多少の不便や価格差を許容してでも選び続ける関係性を築く。

具体例

例)「アップル」というブランドは単なるスマホやPCの機能以上に、
「革新的でデザイン性が高く、使う人のライフスタイルを引き立てる」という価値が根付いています。
これがブランドエクイティであり、多少価格が高くても選ばれる理由になります。

FAQ

Q. ブランドエクイティはどう測定するの?
A. 認知度調査、好意度、推奨意向(NPS)、ロイヤルティ指標、財務価値など複数の観点から評価されます。
Q. ブランドエクイティを高めるには?
A. 一貫した体験提供、ストーリーテリング、顧客との対話、そして継続的な品質維持が重要です。

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