CPA(獲得単価)
定義
CPA(Cost Per Acquisition/獲得単価)とは、広告を通じて1件のコンバージョン(購入・申込・資料請求など)を獲得するのにかかった平均コストを示す指標です。
広告運用の効率性を測るための基本指標のひとつで、ROIやROAS、CACとあわせて活用されます。
計算式
CPA = 広告費 ÷ コンバージョン数
例:広告費100万円 ÷ CV 500件 = CPA 2,000円
※ コンバージョン定義(購入/問い合わせ/登録など)は事前に明確化する必要があります。
活用方法
- 広告効率の評価: 各チャネルやキャンペーンごとの獲得効率を比較。
- 入札戦略: Google広告やMeta広告で、目標CPAを設定し自動入札に活用。
- 改善効果の測定: クリエイティブやターゲティング改善前後のCPAを比較し効果検証。
改善のポイント
- CVR向上: LP改善、フォーム最適化、CTA配置の見直し。
- CTR改善: 広告コピーやクリエイティブの刷新でクリック率を上げる。
- 無駄クリック削減: ターゲティング精度を高め、質の低い流入を減らす。
- 再配分: 高CPAチャネルを縮小し、効率の良いチャネルに予算を集中。
CACとの違い
- CPA: 広告経由の獲得単価(広告費 ÷ CV数)。
- CAC: マーケ費全体+営業費用などを含めた顧客獲得コスト。
CPAは広告単体の効率、CACは事業全体の採算を測る指標です。
FAQ
- Q. CPAはいくらなら良い?
- A. 商材の粗利率やLTVによって異なります。一般的には「LTV > CAC > CPA」であることが望ましい構造です。
- Q. CVRが高ければCPAも下がる?
- A. はい。CVRが上がれば同じクリック数で獲得数が増えるため、CPAは低下します。
- Q. ROASとどちらを重視すべき?
- A. ROASは売上基準、CPAは獲得効率。両者を併用して「効率と収益性」のバランスを見ます。
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