エンゲージメント(Engagement)

定義

エンゲージメントとは、顧客がブランドや商品とどれくらい深く関わっているかを表す言葉です。
例えば、SNSで「いいね」や「シェア」をする、繰り返し購入する、友人にすすめるといった行動がエンゲージメントの一部です。 単なる知名度や一度きりの購入ではなく、長くつながりを持つ関係性を示します。

ポイント: エンゲージメントは「関わりの深さ」を測るもので、数値だけでなく顧客の気持ちや関係性も含めて考えるのが重要です。

実務での活用例

  • SNSでの投稿に対する「いいね」や「シェア」の数を追いかける。
  • メールマガジンの開封率やクリック率を観察する。
  • 繰り返し商品を購入する人やイベントに参加する人を分析する。
  • エンゲージメントの高い顧客を「ファン」として育て、口コミや紹介につなげる。

具体例

例)カフェチェーンでSNSキャンペーンを行ったところ、ただの広告よりも「お客様の写真を紹介する投稿」の方が大きな反響を得られました。 これは「お店と自分がつながっている」と感じたことでエンゲージメントが高まった事例です。

FAQ

Q. エンゲージメントと顧客ロイヤリティは違うの?
A. はい。エンゲージメントは「今どれくらい関わっているか」を表し、ロイヤリティは「どれくらい信頼や愛着があるか」を示します。
Q. SNSの反応だけを見ればいい?
A. いいえ。SNSは一部の目安であり、購買やイベント参加、アンケートの回答なども含めた総合的な関係性を見ます。
Q. どうやって高められる?
A. 顧客との接点で「役立つ・楽しい・共感できる」体験を提供することが大切です。単なる売り込みは逆効果になることもあります。

👉 他の用語も調べたい方はこちら

マーケティング用語集トップページへ戻る

おすすめの記事
最近の記事
  1. 営業を巻き込むと共創は加速する──現場発のアイデアで売れるチームに変える

  2. 値下げしても楽にならない…中小企業が「脱・価格競争」に踏み出す3つの共創戦略

  3. 比較で戦う「差別化」から、選ばれる「独自化」へ

  4. グループインタビュー vs 共創セッション──“意見収集”から“発想・改善”へ進める方法”

  5. 会議で沈黙、カフェで熱弁──人はどこで本音を語るのか

  6. 「ゴリラの鼻くそ」はなぜ売れたのか?ー共創マーケティングで読み解く、価格競争を超える“意味”のつくり方

  7. 選ばれる理由”を共に育てる-コモディティ化の対策としての価値共創

  8. AI時代にこそ問われる「人の心を動かす価値」─価値共創マーケティングが切り拓く未来

  1. 営業を巻き込むと共創は加速する──現場発のアイデアで売れるチームに変える

  2. 値下げしても楽にならない…中小企業が「脱・価格競争」に踏み出す3つの共創戦略

  3. 上司の“好み”で決まる企画会議から抜け出すには ── 評価バイアスを超えて、納得を得る企画へ

  4. 「差別化しろ」と言われても…企画迷子になる理由

  5. 企画がヒットしないのは“想定顧客”が間違っているから|共感リサーチで「伝わる企画」へ

  6. お客様の声を“そのまま”使っていませんか?ヒット商品に変える3ステップ

  7. 共創アイデア創出力チェック|発想の柔軟性を10問でセルフ診断

  8. 共創価値発信力チェック|共感を広げる伝える力を10問でセルフ診断