ページスピード
定義
ページスピード(Page Speed)とは、
Webページがユーザーの端末で完全に表示されるまでの速度を指します。
ページの読み込み時間はユーザー体験・SEO・コンバージョンに直結するため、Webサイト運営における重要な指標のひとつです。
重要性
- ユーザー体験: 表示が遅いと離脱率が上がり、コンバージョンを逃す。
- SEO評価: GoogleはCore Web Vitalsなど速度関連指標をランキング要因に採用。
- 売上への影響: ECサイトでは1秒の遅延が数%の売上減につながることもある。
- モバイル利用増加: 回線環境が不安定なモバイルユーザーに配慮することが必須。
測定方法
- Google PageSpeed Insights: ページスピードと改善提案を自動分析。
- Lighthouse(Chrome DevTools): Core Web Vitalsを含む総合的な診断。
- GTmetrix / WebPageTest: 海外ツールで詳細な分析や地域別テストが可能。
- 実機テスト: 実際のスマホやPCで表示速度を確認。
改善のポイント
- 画像最適化: WebP/AVIFなど軽量フォーマットや遅延読み込みを活用。
- キャッシュ利用: ブラウザキャッシュ・CDNを設定し再読み込みを高速化。
- 不要リソース削除: 使われないCSS/JSを削除し、コードを軽量化。
- レンダリングブロック回避: CSS/JSを非同期読み込みまたは遅延実行。
- サーバー応答改善: 高速サーバーやHTTP/2/3の導入。
- フォント最適化: フォント読み込み遅延を防ぐ設定(display:swap など)。
よくある落とし穴
- 見た目優先で重い画像を多用: ビジュアルは重要だが軽量化を並行すべき。
- 広告タグの読み込み遅延: 外部広告や解析タグが速度を妨げる場合がある。
- モバイル非対応: PCでは速くてもモバイルで遅いケースが多い。
- 測定環境の偏り: 実機テストや多拠点検証をしないと正しい速度が把握できない。
FAQ
- Q. ページスピードは何秒以内が理想?
- A. 一般的には3秒以内が推奨。特にモバイルでは2秒以内が望ましいとされています。
- Q. 画像を減らせば速くなる?
- A. はい。ただし「減らす」よりも「最適化」(軽量フォーマットや遅延読み込み)のほうが効果的です。
- Q. ページスピード改善で順位は必ず上がる?
- A. 速度はSEO要因の一部に過ぎません。コンテンツの質やリンク評価と併せて改善する必要があります。
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