OGP(Open Graph Protocol)

定義

OGP(Open Graph Protocol)とは、
Facebookが提唱した、SNSでWebページがシェアされた際に表示される情報(タイトル・画像・説明文・URL)を制御する仕組みのことです。
適切に設定することで、シェア時の見栄えが整い、クリック率や拡散効果を高められます。

ポイント: OGPはFacebookだけでなく、TwitterやLINEなど多くのSNSで活用されています。

主なプロパティ

  • og:title:ページのタイトル。
  • og:description:ページの説明文。
  • og:image:表示される画像URL。
  • og:url:ページの正規URL。
  • og:type:ページの種類(article, websiteなど)。
  • og:site_name:サイト名。

記述例

<meta property="og:title" content="記事タイトル">
<meta property="og:description" content="記事の説明文。120文字程度が推奨">
<meta property="og:image" content="https://example.com/image.jpg">
<meta property="og:url" content="https://example.com/page-url/">
<meta property="og:type" content="article">
<meta property="og:site_name" content="サイト名">
    

SNSでの効果

  • 視認性向上: 画像と説明文があることでクリックされやすい。
  • CTR改善: 魅力的なOGP設定はシェア経由の流入を増やす。
  • ブランド訴求: サイト名や統一デザインで信頼感を与える。
  • シェア促進: 見栄えが整っている投稿はシェアやリツイートされやすい。

注意点

  • 画像サイズ: Facebook推奨は1200×630px。比率は1.91:1がベスト。
  • 反映遅延: SNSキャッシュの影響で更新がすぐ反映されないことがある。
  • 重複設定: 複数のOGPタグがあると正しく表示されない場合がある。
  • Twitterカードとの併用: Twitterでは専用タグ(twitter:card)を追加するのが望ましい。

FAQ

Q. OGPを設定しないとどうなる?
A. ページ内のテキストや画像が自動抽出されますが、意図しない内容になることが多いです。
Q. OGPの画像は必須?
A. 必須ではありませんが、画像がないとクリック率が低下するため設定が推奨されます。
Q. OGPはSEOに影響する?
A. 検索順位には直接影響しませんが、SNS経由の流入増加によって間接的にSEOに良い効果をもたらすことがあります。

👉 他の用語も調べたい方はこちら

マーケティング用語集トップページへ戻る

おすすめの記事
最近の記事
  1. 営業を「値引き担当」で終わらせない──共創マーケティングで一緒に価値をつくるチームへ

  2. 値下げしても楽にならない…中小企業が「脱・価格競争」に踏み出す3つの共創戦略

  3. 比較で戦う「差別化」から、選ばれる「独自化」へ

  4. グループインタビュー vs 共創セッション──“意見収集”から“発想・改善”へ進める方法”

  5. 会議で沈黙、カフェで熱弁──人はどこで本音を語るのか

  6. 大手に勝てない理由は「真似」しているから─中小企業が描く独自の成長曲線

  7. 分断の時代を乗り越える鍵─共創型マーケティングとは何か

  8. イチゴ2粒500円──日常を“非日常”に変える、消費者視点と生産者の知恵

  1. 営業を「値引き担当」で終わらせない──共創マーケティングで一緒に価値をつくるチームへ

  2. 値下げしても楽にならない…中小企業が「脱・価格競争」に踏み出す3つの共創戦略

  3. 上司の“好み”で決まる企画会議から抜け出すには ── 評価バイアスを超えて、納得を得る企画へ

  4. 「差別化しろ」と言われても…企画迷子になる理由

  5. 企画がヒットしないのは“想定顧客”が間違っているから|共感リサーチで「伝わる企画」へ

  6. お客様の声を“そのまま”使っていませんか?ヒット商品に変える3ステップ

  7. 共創アイデア創出力チェック|発想の柔軟性を10問でセルフ診断

  8. 共創価値発信力チェック|共感を広げる伝える力を10問でセルフ診断