KPI(Key Performance Indicator)

定義

KPIとは重要業績評価指標のことで、企業やプロジェクトの目標達成度を測るための中間指標を意味します。
最終目標(KGI)に至るまでの進捗を定量的に確認するために設定されます。

ポイント: KPIは「測れること」だけでなく「意味のあること」を設定するのが重要です。

KPIとKGIの違い

  • KGI: 最終的に達成すべきゴール(例:年間売上10億円)
  • KPI: ゴールに向かうための中間指標(例:月間新規顧客獲得数500件)

実務での活用例

  • マーケティング:Webサイトの訪問者数、CVR、CPA
  • 営業:商談件数、提案数、成約率
  • カスタマーサポート:応答時間、解決率、顧客満足度
  • 人事:離職率、研修参加率、エンゲージメントスコア

KPI設定の注意点

KPIを多く設定しすぎると焦点がぼやけます。SMART原則(Specific/Measurable/Achievable/Relevant/Time-bound)に沿って3〜5個程度に絞ることが効果的です。

FAQ

Q. KPIとOKRの違いは?
A. OKRは「達成目標(Objective)」と「成果指標(Key Results)」をセットで管理する枠組み。KPIは特定の指標そのものを指します。
Q. 数値化できない目標はどう扱う?
A. 定性的な目標も代理指標を設定すればKPI化可能です。例:従業員満足度をアンケートスコアで測定。
Q. どのくらいの期間で確認すべき?
A. 週次・月次など短いサイクルでモニタリングし、改善に即反映できる運用が望ましいです。

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