CSV(共通価値の創造)
定義
CSV(Creating Shared Value)は、「社会課題の解決」と「企業の利益」を同時に実現するという考え方です。
マイケル・ポーターらによって提唱され、CSR(社会貢献活動)とは異なり、事業戦略の中核として位置づけられます。
CSRとの違い
- CSR:利益の一部を社会に還元(寄付・環境活動など)
- CSV:事業活動そのものを通じて社会課題を解決しながら利益を得る
実務での活用例
- 食品メーカーが「健康志向商品」を開発し、生活習慣病予防と売上拡大を同時に実現。
- 飲料メーカーがリサイクル可能な容器を普及させ、環境配慮とコスト削減を両立。
- IT企業が教育プログラムを提供し、人材育成と自社サービスの利用拡大を実現。
FAQ
- Q. CSRとの大きな違いは?
- A. CSRは「寄付や社会貢献」中心、CSVは「事業活動の中で共通価値を生み出す」点が異なります。
- Q. 中小企業でもできる?
- A. はい。地域の課題解決(高齢化・環境・教育など)と結びつけることでCSVを実現できます。
- Q. SDGsとの関係は?
- A. CSVはSDGsと親和性が高く、実践の枠組みとして位置づけられています。
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