バンドル販売(Bundling)とは?意味・事例・メリットを解説|マーケティング用語集|こらぼたうん

バンドル販売(Bundling)

定義

バンドル販売(Bundling)とは、複数の商品やサービスをまとめてセットとして販売する手法です。
単品よりも割安に感じられる価格設定や、関連商品の付加価値を強調することで、購買意欲を高めます。

代表的な事例

  • ファストフード: ハンバーガー+ポテト+ドリンクのセットメニュー
  • ソフトウェア: Word・Excel・PowerPointがセットになったOffice製品
  • ECサイト: 複数アイテムのまとめ買い割引や「よく一緒に購入される商品」

バンドル販売のメリット

  • 客単価アップ: 単品では購入されにくい商品も一緒に売れる。
  • 在庫処分: 売れ残り商品を人気商品と組み合わせて消化。
  • 知覚価値の向上: セット化で「お得感」や「便利さ」を演出。
特にSaaSやサブスクリプション型サービスでは、複数機能をまとめたプラン設計としても活用されます。

デメリット・注意点

  • 顧客が欲しくない商品を抱き合わせにすると不満を招く。
  • 過度な割引で利益率が下がる可能性がある。
  • 在庫戦略と連動させないと在庫過多を助長する恐れがある。

FAQ

Q. バンドル販売はBtoBでも使われますか?
A. はい。機械の本体と保守サービスをセットにするなど、BtoBでも一般的です。
Q. 値引き以外のバンドル方法はありますか?
A. 無料お試しや限定特典を付ける「非価格型バンドル」も効果的です。

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