この用語の実務での使い方は 共創ワークショップ完全ガイド(アイデアWS10選) に掲載しています。

オズボーンのチェックリスト

定義

オズボーンのチェックリストとは、ブレインストーミングの提唱者アレックス・F・オズボーンが考案した 9つの質問リストを活用し、新しいアイデアを発想するための代表的な創造技法です。

9つの質問(発想の切り口)

  • 転用:他の使い道はないか?
  • 応用:他分野に応用できないか?
  • 変更:色・形・動作を変えられないか?
  • 拡大:大きく・長く・多くできないか?
  • 縮小:小さく・短く・少なくできないか?
  • 代用:他の素材・方法・人に置き換えられないか?
  • 逆転:逆にできないか?上下・役割・順序を反転できないか?
  • 結合:他の要素と組み合わせられないか?
  • 除去:不要な要素を取り除けないか?
ポイント:「正しい答え」を探すのではなく、問いをきっかけに発想の幅を広げることが目的です。

活用シーン

  • 新商品のアイデア出し
  • 既存サービスの改善
  • 共創ワークショップでの発想促進
  • ブレインストーミング後のアイデア拡張

注意点

  • 問いに答えを出すこと自体が目的化しないようにする
  • 制約条件や現実的要素を考慮する前に、発想を広げる段階で用いる
  • 一人ではなく複数人で行うことで多様な視点が得られる

※ 近年では、ブレインライティング未来新聞と組み合わせて用いられることも多いです。

👉 他の用語も調べたい方はこちら

マーケティング用語集トップページへ戻る

オズボーンのチェックリストの使い方(共創WSガイド内)
おすすめの記事
最近の記事
  1. 「やらされ感」のチームは止まる。「やってみたい人」のチームは提案が止まらない

  2. ナラティブ×共創マーケティング|“選ばれる理由”を物語でつくる実務手順

  3. 価値共創やってて良かったな──現場で心が動いた瞬間

  4. 営業を巻き込むと共創は加速する──現場発のアイデアで売れるチームに変える

  5. 商工会議所青年部が挑戦した商品企画──座学から実践へ、楽しく続ける取り組み

  6. 「ゴリラの鼻くそ」はなぜ売れたのか?ー共創マーケティングで読み解く、価格競争を超える“意味”のつくり方

  7. 「社員が変わった」共創マーケティングが生んだ“社内変革”のリアル

  8. 選ばれる理由”を共に育てる-コモディティ化の対策としての価値共創

  1. 「やらされ感」のチームは止まる。「やってみたい人」のチームは提案が止まらない

  2. ナラティブ×共創マーケティング|“選ばれる理由”を物語でつくる実務手順

  3. ジョブ理論×共創マーケティング|顧客の“進歩”を拾い、選ばれる理由をつくる実務手順

  4. エフェクチュエーション×共創マーケティング|「対話と実験」で市場を育てる実務手順

  5. ヒーロージャーニー×価値共創マーケティング実践ガイド

  6. アンケートのバイアスとは?「当たらない調査」を防ぐチェックポイントと対策

  7. 定量調査と定性調査の違い|使い分けと「組み合わせ」で判断精度を上げる方法

  8. 価値共創マーケティングは「理論」より「関係性」──現場で成果が出る始め方く