CPI(インストール単価)とは?意味・計算方法・活用のポイントを解説|マーケティング用語集|こらぼたうん

CPI(インストール単価)

定義

CPI(Cost Per Install, インストール単価)とは、
スマートフォンアプリの広告で1件のインストールを獲得するのにかかった費用を指します。
アプリマーケティングにおける代表的な指標のひとつで、広告効果の効率性を測る基準になります。

ポイント: CPIが低ければ、同じ予算でより多くのユーザーを獲得できます。

計算方法

CPIは以下の式で計算されます。

CPI = 広告費用 ÷ インストール数

例:広告費50万円で5,000件のインストールを獲得 → CPIは100円。

特徴と役割

  • アプリ特化型の指標: CPCやCPMではなく、インストールにフォーカス。
  • 広告効率の把握: ユーザー獲得コストを定量的に評価可能。
  • ROI改善の基礎: CPIを抑えることでLTV(顧客生涯価値)とのバランスを最適化。
  • 広告予算管理: 限られた予算で最大のインストール数を確保。

CPIを下げる方法

  • ターゲティング最適化: アプリを利用しやすいユーザー層を的確に設定。
  • クリエイティブ改善: インストールを促す訴求やデザインを強化。
  • 配信チャネルの選定: 効果が高い広告媒体やネットワークを選ぶ。
  • キャンペーン最適化: インストール数に基づき自動入札や最適化機能を活用。

CPC・CPAとの違い

  • CPC: クリック単位で課金。クリック数は増えてもインストールされるとは限らない。
  • CPI: インストールが成果指標。アプリダウンロードに直結。
  • CPA: 購入や会員登録など、インストール後の行動を成果とする課金方式。

FAQ

Q. CPIの平均相場は?
A. 業種や地域により異なりますが、日本では数十円〜数百円程度が一般的です。競争が激しいジャンル(ゲーム・金融など)では高騰する傾向にあります。
Q. CPIは低ければ良い?
A. CPIが低くてもインストール後にアクティブユーザーにならなければ意味がありません。CPIとLTVのバランスを見ることが重要です。
Q. iOSとAndroidでCPIは違う?
A. はい。一般的にiOSのほうがCPIは高めになる傾向があります。

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