企業と生活者が“共に創る”時代へ。マーケティング定義刷新が示す未来

34年ぶりに刷新されたマーケティングの定義

2024年1月公益社団法人日本マーケティング協会が、34年ぶりにマーケティングの定義を刷新しました。

「マーケティングとは、企業や個人が社会全体と共に価値を創造する構想やプロセスである」

この定義変更は、私たちこらぼたうんが20年以上実践してきた「価値共創マーケティング」とまさに一致するものです。

こらぼたうんが20年以上実践してきた「価値共創」

「価値共創」とは、一方的な価値提供ではなく、生活者と共に新たな価値を築くこと。

  • 商品やサービスの開発に、生活者の声を起点とする
  • 企業と生活者が“対話”しながら共に考える
  • 関係性を育むことそのものが価値となる

私たちは、こうした価値創造のプロセスを、理念としてだけでなく、現場での実践として支援してきました。

マーケティングリサーチも「共創型」へ進化

かつてのマーケティングリサーチは、「企業が問う → 生活者が答える」という一方向のものが中心でした。 しかし今、問いと答えを共に探る共創型が求められています。

こらぼたうんでは、以下のような共創型アプローチを実践しています:

  • 共創ワークショップ:初期段階から生活者を巻き込む商品企画
  • オンライン共創コミュニティ:SNSや専用スペースでの継続対話
  • フィードバック反映型試作:プロトタイプの迅速な改良

企業と生活者の「新しい関係性」

今、企業と生活者は「売り手と買い手」の関係を超え、共に創る仲間という新しい関係へと進化しています。

その関係性を築くうえで重要な3つの要素:

  • 聴く:生活者のリアルな声に耳を傾ける
  • 開く:企業側の意図や情報も透明に共有する
  • 共に育てる:一緒に価値を磨き合うプロセスを重視する

こうした取り組みが、企業の中長期的なブランド価値の礎になります。

これからのこらぼたうんの役割

私たちこらぼたうんは、「共創の場をつくり、企業と生活者のあいだに本質的な価値を生む」ことをミッションとしています。

✔️ 「競争しない独自化」による持続的な強みづくり

✔️ 社会的意義と経済性のバランスを重視

✔️ 共創による企業と生活者の幸せな関係性づくり

私たちは、これからもクライアント企業の皆様とともに、対話・共感・信頼のマーケティングを実践してまいります。

共創事例|こらぼたうん
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