価値共創マーケティングの成否を左右する:企業姿勢の重要性

価値共創マーケティングの成否を左右する企業姿勢

2023年11月2日

共創マーケティングの支援を行う中で、感動的な瞬間に出会うことがあります。

 

あるメーカーで特定のコンセプトに基づくプロトタイプを作り、検討会を行いましたが、その結果は思わしくありませんでした。

その後、そのメーカーの社長から届いたメールを受けて、共創マーケティングの真の意味を改めて感じさせられたので触れておきたいと思います。

成功を導く価値共創マーケティングの姿勢

価値共創マーケティングは、顧客と企業が共に価値を生み出すプロセスであり、その成功には企業の姿勢が不可欠です。特に、社長や企業のトップが持つ姿勢は、重要な役割を果たします。

最近のある事例から、その重要性を改めて感じたので、この場を借りて考えたいと思います。

 

共創マーケティングの一環として、特定のコンセプトに基づいたプロトタイプを作成し、検討会を行いました。残念ながら、その結果は良くなかったのですが、後日社長からいただきましたメールには、社長は自身の判断が甘かったと、そうした甘さに対する腹立たしさを表現されています。

 

また、社長はその評価に対して諦めることなく、この商品への執念を持ち直す姿勢を示されました。

 

造り手側の妥協を許さず、消費者の満足に真剣に向き合おうとするその姿勢に、率直に感銘を受けました。

その言葉や行動は、価値共創マーケティングの核心を体現していると感じました。


社長からのメール(抜粋)
  1. 今回の結果につきまして、安易で甘い自分の判断で持参した試作品が残念でならず自身に腹立たしく、この商品への執念の希薄さに反省しきりです。
  2. 造り手側の妥協が無く、本当に消費者へ満足して頂ける仕上がりに再度チャレンジに取り組む所存です・・・ 
こらぼたうんでの共創シーン(参考)
こらぼたうんでの共創シーン(参考)

なぜ、このような姿勢が重要なのでしょうか?

 

価値共創マーケティングは、顧客のニーズや期待に応えるだけでなく、時には顧客の期待を超えるような価値を提供することが求められます。

 

このプロセスでは、途中での失敗や評価の低さといった挫折がつきものです。

しかし、そうした時こそ、企業側の姿勢が試されるのです。

 

社長のメールに見られるような、自己評価や反省を恐れずに、そして謙虚な姿勢を持ち続けることは、成長と改善の源泉です。

そして、その姿勢が組織全体に影響を与え、価値創造のプロセスにおける柔軟性や創造性をもたらします。

 

顧客との共創は、一方的な提供ではなく、相互の信頼と尊重に基づいた関係です。顧客の声に耳を傾け、その声に応えるために、時には挑戦し、失敗し、改善する姿勢が求められます。

この姿勢こそが、真の共創を可能にし、企業と顧客とのパートナーシップを築き上げるのです。

 

この会社の社長の言動が、価値共創の理念を実践している事例だと感じます。

結論として、価値共創の精神を持つリーダーシップは、成功に不可欠です。顧客の声に耳を傾け、その声に応えるために、時には挑戦し、失敗し、改善することは、成長するための原動力となります。

 

真の意味での価値共創を促進していると思います。

 

これらの瞬間に出会うと、心から喜びを感じ、自分がこの道に進んでよかったと思います。



中間祥二 株式会社こらぼたうん代表取締役
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