縦割り組織の弊害を打破する共創マーケティング

縦割り組織の弊害を打破する共創マーケティング

共創マーケティングは縦割りの弊害を打破します。

共創マーケティングを実施する際、商品企画担当者だけでなく営業担当者や開発担当者などの他部署の人を交えることがあります。

 

組織横断的に一緒に課題を見つけ、皆で寄ってたかって解決していく事を目的としていろいろな部門が当初より関わり、並行して生活者との共創を行うことで、社内承認プロセスや調整、伝達する時間が削減され、担当の社員がより早く対応できるようになります。

 

さらに、部署を超え組織横断的にオープンでフラットな関係の中で「寄ってたかって」自由な対話をすることで、各人の経験値を別の角度から見直すことが出来、ユニークな見方で新たな発想のもと課題を創り上げることが出来ます。

 

縦割りな組織を変えることで、生活者(顧客)の変化に最適にすばやく対応出来るのだけでなく、これまでにない視点で新たな価値を見出すことに繋がるのです。

縦割り組織とは?

縦割り組織

会社組織における「縦割り」といえば、

 

「商品の企画開発力がないから、営業しても売れない」

「営業がちゃんと提案しないから売れない」

「売上が悪いのは、開発部の責任だ」

 

など、自分の部署を守るため、他部署に責任を押し付ける様子がイメージしやすいでしょう。

 

大企業に限らずどんな企業にも、少なからず存在する「組織の壁」。

 

現在、多くの企業は縦割り組織になっています。

 

縦割りの弊害により、本来の人材やリソースを十分に活かしきれない企業は多いです。

 

また、縦割りの弊害は、大企業のものとして考えがちですが、中小企業についても決して他人ごとではありません。

 

では、なぜ、縦割りの弊害は起こるのでしょうか。

 

また、これを無くすことの重要性とは何なのでしょうか。

 

そもそも縦割り組織とはどういうものなのでしょうか。

 

縦割り組織とは「セクショナリズム」とも呼ばれ、英語「sectionalism」に由来する言葉です。

 

「セクショナリズム」は、組織や企業の内部におけるグループや部署が、それぞれの権限や利害を固守するあまり、他部門からの働きかけを排除し、受け入れないという「排他的な傾向」で日本語におけるセクショナリズムとは、「縄張り意識」「派閥争い」を意味します。

 

「企画開発」と「営業」といった組織の部門における独立性が強く、お互いの部門間で協力体制が希薄な状態を言います。

 

「企画開発」側にしてみると、「営業は信用できない、いい加減だ」。

 

販売部など営業側組織は、「企画開発の作るモノは信用できない。」など。

 

このように、自分たちの組織のことを優先的に考え、本来協力すべき組織が、他の組織との協力は考慮しない、相手を非難する状況が「縦割り組織」の特徴です。

会社組織における縦割りの弊害とは?

   部署間の連携を損ない摩擦を生む

 

縦割り、セクショナリズムが蔓延していると、部署間での交流は少なくなってしまいます。

 

業務上の情報も共有しなくなるので、部署内で対処できない案件が発生せても他部署との円滑な交流ができずに、ビジネスチャンスを逃してしまうこともあります。

 

さらに、他のセクションへの批判的な考えを持つ人間が一人現れるとそれに同調して他のメンバーも同じように他セクションへの批判を始めるようになり、最終的にはセクション間での摩擦を生むようになります。

 

例えば「売上が上がらないのは営業が悪いからだ」など、他部門だけのせいにしてしまい、特にその思考を管理職が持っていると部下も同調するような考え方をしてしまいます。

 

一方で営業部門は「新商品の企画が悪くて獲得に結びつかない」などの理由を挙げるかもしれません。

 

そうなるとセクション間での摩擦が加速され、本当の理由を探るための冷静で本質的な判断ができなくなります。

 

   同調圧力が生じる

 

縦割りのセクショナリズムによって、のびのびと仕事をしたり、自由に意見を述べたりする場が失われます。

 

そのような組織の中では、社員は周囲の顔色をうかがい、与えられた以上の仕事をしなくなってしまいます。

 

また、セクションごとの対立が起こることで、同じセクション内においては同じ意見を求める空気が強まります。

 

たとえば、営業部門と企画部門で情報共有や自由な意見交換ができず敵対すると、営業部門に所属している社員は企画部門の意見が正しいと思ったとしても擁護することが難しい状況に陥ってしまいます。

 

   生産性の低下

 

部署同士が対立すると、当然のごとく社員のモチベーションも低下し、パフォーマンスは落ち、生産性は大きく下がってしまいます。

  

当初一部の部門だけの問題だったものが他の部門にも飛び火し、組織全体が互いに悪影響を及ぼし、組織全体の経営状態が悪化してしまいます。

 

   信頼性の低下

 

部署間の連携が滞りまた、「自分には関係ない」という姿勢は顧客への対応にも現れます。

 

たとえば、問い合わせがあった場合、「自分の部署には関係ないし、この問題で担当部門が困っても我々には問題ない」と考え、適切な部署に連絡せずにいると当然ながら顧客からの評価を下げるでしょう。

 

 

    離職者の増加

 

こんな状態が続くと仕事もしにくくなり、会社にいるのが苦痛と感じる人が出てきます。

 

当然、利益率も下がり、給与にも影響が出るでしょう。

 

従業員の仕事への意欲は下がり、離職者も出始めることで、組織全体にひずみが生じます。

 

 

他部署の不平や不満ばかりが話題になり、こんな状況では、離職率の上昇は避けられません。

縦割りの弊害をなくすことの重要性

 

縦割りの弊害をなくすためには、意識的に部署間の横のつながりを作るようにします。

 

他部署の人と関わりができることで、それまであった部署間の壁がなくなり、視野も広がります。

 

仲間の範囲が広がることで、部署内の利害だけを考えるのではなく、組織全体の利益を考えられるようになります。

 

また、組織体制を見直し、組織を組み替えることによって人の移動による交流ができ、担当範囲や職種が変わっていくため、縄張り意識を持ちづらくなるのです。

 

また、ジョブローテーションを導入するのも縄張り意識の軽減に有効です。

 

ジョブローテーションは社員の専門や希望とは異なる分野も含め、数年毎の配属でさまざまな部署・職種を経験することにより、キャリアアップを図る育成計画のひとつです。

 

組織として人が増えると、全ての人と顔を突き合わせて分かり合って動くことが難しくなってきますが、そうした場合に大切になるのが、それぞれの「思い・価値観」を共有することです。

 

会社は、社員に会社として進むべき方向と判断基準を明確に示しましょう。

 

それが明確に言語化され、社員に浸透することで、何かを判断するときにそこに立ち返ることができ、会社全体の方向性を認識し、会社全体の利益を各社員が考えることができるようになります。

  

まずはセクショナリズムを認識することが、解決への第一歩であり、縦割りの弊害をなくすためには重要です。

ここまで、会社組織における縦割りの弊害、縦割りの弊害をなくすことの重要性について述べてきましたが

 

現状の組織にどんな問題点があるのか。

 

それはどのような原因があるのか。

 

所属する組織の目指す方向性を再確認し、社員がのびのび生き生きと、風通しよく、お互いを刺激しあいながら、生産性を高めていくためには何をすればよいのか考え実践することです。

 

「縦割りのカベ」をなくすことができれば、会社は大きく変わります。

 

 

共創マーケティングを実践すると

縦割りを打破する共創マーケティング

共創マーケティングは、組織横断的なチームで生活者も交えながら新しい価値を創造する取り組みです。

 

同じ会社でありながら各部署間でぎくしゃくすることが多いから、一緒に目的に向かって仲良くやりましょうよってことです。

 

組織の垣根を超え、生活者も交え皆で知的に粘って練って考え抜いてみる。

 

そうすることで、提供する商品やサービスだけでなく組織も変わり、迅速に新しい価値を創造することが出来ます。


中間祥二 株式会社こらぼたうん代表取締役